雲であるクラウドにデータを保存する
近頃、クラウドという言葉をよく耳にするのではないでしょうか。しかしそれが実際に何なのか説明できる人はそう多くはないかもしれません。クラウドとは英語のCloud。つまり雲から来ています。クラウドコンピュータの略なのです。一般的にインターネットでのネットワークを表現するときは雲を使うことが多いためクラウドと命名されたと言われています。しかしなぜネットワーク図を表す時に雲であるクラウドを使うのでしょうか。それは世界はひとつの空で繋がっており、その空をフワフワと漂っている雲がネットワークとしての繋がりを表していると言われています。このクラウドという言葉はアメリカの大手検索サイトの企業のCEOが最初に使ったと言われています。
ではクラウドコンピュターは実際どのようなものなのか。それはさまざまなデータを自分が保有するパソコンや携帯電話、さらにはスマートフォンなどのディバイスに保存するのではなく、インターネット上に保存することなのです。このおかげで自宅は当然ながら、会社やネットカフェ、学校、図書館などあらゆる外出先で、インターネットに繋げるディバイスならどこからでもクラウド上に保存したデータを閲覧でき、また編集やアップロードもできるのです。また任意の第三者とデータを共有することもできるのです。
以前だと、安全性の問題やネット回線の問題など、ネックとなる事項がいろいろあったが、現在ではインターネットインフラなども全国的に広がり、またセキュリティの技術も進化した為にこのような形のシステムが十分機能するようになってきた。物理的に移動することや時間を要することをインターネットを使うことで全く関係ないものにできるクラウドというモノが、今後の現代社会において非常に重要な役回りをすることは想像に難くない。日々技術革新を怠らないインフラを作る人々に感謝することも忘れてはならない。